フィンキック

今回は「フィンキック」を取り上げてみましょう
こんな事に思い当たる人はいませんか?

  1. ダイビングはとても疲れる。
  2. まわりの人に付いて行くのがたいへん。
  3. バディよりいつも、先に進んでしまう、ガイドを追い越してしまう。
  4. エアが他の人より早く無くなる。

海の中で、息が上がる事無く、ゆったりと泳げれば常にリラックスしていら、のんびりと楽しむ事が出来ます。まわりもしっかり見渡せて、めずらしい物、突然現れ去って行く大物を見逃す事は有りません。フィンキックを少し工夫するだけでダイビングの楽しさがぐっと増します。

フィンキックは、陸上で歩く事を同じように、海の中では大切な事です。一つ一つのキックをていねいに、大切に。

  1. ゆっくり大きく
    どのくらいゆっくりかと言うと、子供がお風呂につかっている時に「10数えてから上がりなさい。」と言われた時に数えるくらいのペース、「い〜ち、に〜い、さ〜ん」こんな感じです。大きさは足を前後に開いて足の付け根が裂けそうなくらいが丁度良いでしょう。
  2. 必要な時以外はキックしない。
    流れに逆らって泳ぐ時でなければ、ずっとキックし続けている必要はありません。右足1回キックしたら、しばらくは惰性で進む、進むのが止まったら左足1回キックして、しばらく惰性で進む、また止まったら右足・・・これで充分ファンダイブのペースに付いて行けます。ところが人間は水の中では、ほうっておくと無意識の内に勝手に足が動き続けています。少し「必要な時だけ」を意識して下さい。そうすれば1ダイブの中でキックの回数は半分に減って、とても体力の節約になります。
  3. 中性浮力は不可欠
    水底から離れている為にキックし続けていたら、すぐ疲れてしまいます。試しにキックするのを止めてみたら沈んで行ってしまう人は中性浮力×。
  4. 人に聞いてみる。
    ときにはバディに「私の泳ぎ方はどう?」と聞いてみましょう。かっこいいか、優雅か、自分では分かりにくい事は人に見てもらいましょう。

楽に泳ぐコツわかりましたね。それでは次の海の時にやってみましょう。フィンキックは優雅に、荘厳に、力強くやりましょう。そうすれば、疲れる事無くリラックスしていられて珍しい物、大物を見逃す事は絶対有りません。

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